自己処理と医療レーザー脱毛の違い

自己処理はさまざまな肌ダメージを引き起こす可能性があります。
医療レーザー脱毛は、痛みが少なく安全で肌トラブルもほとんどありません。


現代の日本においては、ほとんどの女性が何らかの方法でむだ毛処理をしているだけでなく、近年では男性のなかでもむだ毛処理への意識が高まっています。 むだ毛処理には、自己処理と医療機関やエステサロンでの永久脱毛とに分かれます。自己処理のメリットは自分の都合の良い時間に安く済ませられること。しかし、自己処理は肌にダメージを与え、そのリスクは意外に大きいのです。

【むだ毛の自己処理におけるリスク】

<カミソリで剃る>
穴や皮膚を傷つける可能性があり、細菌感染のリスクがあります。

<ピンセットで抜く>
繰り返し行うと毛穴がポツポツと盛り上がってきます。また、毛穴と逆の方向に抜くと毛嚢炎になるリスクがあります。

<テープで抜く>
ピンセットと同様のリスクがあります。

<ワックスやクリームで溶かす>
肌が敏感な場合、かゆみやかぶれが生じてしまいます。

<脱色>
ワックスやクリームと同様、かゆみやかぶれが生じる可能性があります。

いずれにおいても、定期的に処理しなくてはならないというデメリットがあり、その間ずっとリスクがつきまとうのが自己処理といえます。

一方、医療レーザー機器による脱毛は、安全かつ少ない痛みで確実な結果を出すことができ、脱毛後のトラブルもほぼ無いに等しいと言えます。レーザー機器が普及し始めた当初は、「永久脱毛」と言えるかどうか疑問視されていましたが、現在では施術後には毛が生えないという効果実績が出ていることから、レーザー脱毛=永久脱毛として広く認められています。

 

医療レーザー脱毛の優位性

永久脱毛の施術のなかでは、 医療レーザー脱毛が最も優れた方法といえます。


一昔前までは、永久脱毛というとニードルを使った施術でした。この施術は、針を刺すことから痛みが激しいうえに、毛を1本ずつ処理するため、たいへんな時間とコストがかかります。そのため、永久脱毛をする人はごく僅かに限られていました。しかし、約15年前にレーザー脱毛機器が登場してからは、手軽に安全に低コストで永久脱毛できるということで、レーザー脱毛の施術を受ける方が急増しました。
また、永久脱毛のなかには、エステサロンなどでもできるフラッシュ脱毛がありますが、医療レーザー脱毛よりも出力が低いため、脱毛期間が長く、数年後に毛が生えてきてしまうこともあります。
上記のような理由により、現在、最も安全で確実に効果が得られる永久脱毛は、医療用レーザー脱毛と言うことができます。また、万が一、皮膚にトラブルが起きても医療機関であれば、適切な処置を施すことができるため安心です。

【医療用レーザー脱毛の優位性】
● 高い安全性
黒い色素のみに反応するレーザー光を利用しており、皮膚にダメージを与えることなく脱毛できます。また、レーザーと一緒に空冷ガスを発射して皮膚を冷却するためヤケドの心配もなく、ニードルとは違い皮膚にあてるだけですから、感染症の心配もありません。

● 痛みが少ない
レーザー照射時に輪ゴムではじかれた程度のわずかな痛みがあるだけで、ニードルのような大きな痛みはありません。

● 1 回の処置が短時間・処置回数が少ない
レーザー1照射によって広範囲(直径1.8cmの円の面積分)を脱毛できるため、短時間での脱毛が可能です。平均的な毛量で両ワキの場合、5~6回の処置で脱毛が完了します。

● 毛質を選ばない
毛質に合わせて周波を変えてレーザー照射するため、毛質を選ばず脱毛できます。

● 美肌効果が得られる
毛穴の黒ずみやくすみを分解する効果、毛穴や皮膚をひきしめる効果があり、美白、毛穴ケア、たるみケア、ニキビケアといった美肌効果を期待できます。

 

医療レーザー脱毛のメカニズム

黒い色素にだけ反応するレーザーが、皮膚を通過し、毛根のみを照射。
その結果、毛根が焼けて永久脱毛が可能になります。


光の強さは通常、光源から離れるに従って弱まっていきますが、この光をルビーといった結晶の中で幾度も反射させ、光を増幅させたものがレーザー光です。レーザー光は拡散せず一定方向に進むため、光源から離れても光のもつエネルギーは弱まりません。
医療レーザー脱毛は、レーザー光のなかでも黒い色素にだけ集中する波長を利用した脱毛法です。黒い色素にだけ集中するため、皮膚に照射しても皮膚の表面には影響を与えず、皮膚内の毛根にのみレーザーが集中します。そこに熱が蓄積されることで毛根が焼かれ、ほぼ永久的な脱毛が期待できるのです。
しかし、実は皮膚内の黒い色素というのは、毛根周辺のみではありません。メラニンは皮膚全体に散在しているのです。こうしたメラニンには反応せず、毛根のメラニンだけに反応するのは、レーザー光線1発の持続時間が1000分の10秒以上である必要があります。医療レーザー脱毛機器はこの条件をクリアしたものであり、高い安全性を有しているといえます。

レーザー脱毛を受けても毛が生えてきたという声を聞くことがあります。その原因としては、
1. 適切な医療レーザー脱毛機器を使用していない。
2. 適切な出力で処置していない 。
3. 休止期にあった毛根を処置していない
という3点が考えられます。

1.を防ぐためには、処置前に、日本人の脱毛に適するレーザー機器(アレキサンドライトレーザー、ダイオードレーザーの2種)を使用しているかどうかの確認が大切です(当院では、アレキサンドライトレーザーを使用しています)。エステサロンで使用されている脱毛機器は、これらよりも出力が弱いため、後に毛が生えることもあります。
2.については、肌の色や毛質によって出力を加減する際に、適切な出力が選ばれなかったということです。レーザー出力が弱いと脱毛しきれず、強すぎると肌にシミや跡を残すことになってしまうため、出力調整にはベテランの医師の判定が不可欠です。
3.は、処置回数が少ない、または処置間隔が短いときに起きる問題です。毛には成長期と休止期があり、休止期にレーザーをあてても反応するものがないため皮膚内に変化は起きません。休止期を終えて成長期に入った段階で、レーザー光を照射しなくてはいけないのです。そのため、処置と処置の間は1~2ヵ月あけ、最低5回は処置するようにしてください。

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● 成長期
毛根がレーザーで処理され、永久に毛が生えなくなる。

● 休止期
毛がないため、レーザーに反応するものがない。
後に毛が生えてきたタイミングで、レーザーを照射する必要がある。

 

医療レーザー脱毛の処置の流れ

当院ではご満足いただける治療をご提供するために、 施術前のカウンセリングをしっかり行っています。


当院では、以下の流れにより医療レーザー脱毛を行っています。

1.カウンセリング
処置に入る前に必ずカウンセリングを行い、脱毛箇所や希望の仕上がりについて確認をします。不安や疑問点があれば、このときに伝えてください。

2.剃毛
照射部分の毛を剃ります。来院前にご自身で処理してきたも構いません。その場合、毛抜きやワックスではなくカミソリでの処理をお願いします。

3.麻酔クリームとジェルを塗布
麻酔クリームとジェルを塗り、痛みや火傷を防止します。

4.レーザー照射
肌の色、毛質に合わせてレーザーの出力を設定し、脱毛する部分にレーザーを照射していきます。両ワキで1~2分程度です。

5.アフターケア
照射後に炎症を抑える薬を塗布し、肌を冷却します。1回の来院での処置はここまでとなります。

6.毛周期サイクルに合わせて次回処置日を決定
1~2ヵ月あけて次の照射を行います。あける日数は部位によって異なりますので、医師にお尋ねください。通常5~6回の照射で脱毛は完了します。

 
【医療レーザー脱毛の適応部位】

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【施術を受けられない方】

  • ・妊娠中の方
  • ・極度に日焼けしている方

 

医療レーザー脱毛の処置後について

処置後はすぐに日常生活に戻ることができます。
その後は、1~2 ヵ月おきに 5~6 回処置を続けてください。


処置当日は、まれに赤みや腫れの出る場合がありますが、数時間でひいていきます。万が一、痒みや腫れがひどい場合は、すぐにご来院ください。適切な処置を行います。
シャワー入浴やメイクは処置当日より可能です。湯船、温泉、サウナ、プールに入れるのは2~3日後からです。
照射後に生えてきた毛を毛抜きやワックスで毛根から抜いてしまうと、レーザーが反応しなくなってしまうため、カミソリで処理してください。また、脱毛が完全に終わるまでは、なるべく日焼けをしないよう日焼け止めを塗って対処してください。
また、レーザー照射後、毛が毛穴に残ったままの場合がありますが、数日で自然に抜け落ちます。スルッと抵抗なく抜けるものは抜いても構いませんが、抜けない毛はそのままにしておいてください。